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本校は、秋田県立大館商業高等学校を母体校とし、平成17年4月、普通科と国際情報科の2学科を有する併設型中高一貫教育校として開校し、今年度18年目を迎えました。
校舎は、JR大館駅北側の交通至便な場所にあり、中学教室・管理棟、特別教室棟、高校教室・実習棟、3つの体育館と柔剣道場、メディアホールが中庭を囲むように配置され、近代的な建物でありながら、木材がふんだんに使用され、温かみを感じます。また校舎の周りには、陸上競技場、テニスコート、プール、そして中学・高校それぞれの野球場等が配置され、静かで広々とした環境の中で伸び伸びと学習活動に取り組んでおります。
教育目標は「共生の精神をもち、主体的に力強く生きる人間の育成」を掲げました。また、校訓は、母体校である秋田県立大館商業高等学校の校訓を継承し、中高一貫教育校の特性を生かして、確かな学力の定着に向けた取組と、「国際教育」や「情報教育」を大きな柱として、6年間(あるいは3年間)を見据えたキャリア教育に力を入れています。一人一人の生徒を大切にして、それぞれの個性や可能性を伸ばす学校を目指していけるよう、特色ある教育活動を展開しております。
特に、「国際教育」の面では、韓国に姉妹校提携を行っている高校があり、各ご家庭の協力を得ながら、毎年相互訪問をホームスティという形で実施しております。さらにドイツから短期留学生を受け入れていることに加えて、高校の修学旅行は、シンガポールと京都・奈良方面の選択制を実施し、中学校の修学旅行は台湾とする方向で計画を進めるなど、積極的に異文化体験や交流ができる環境を整えております。
中学校では、全学年で週4日、昼食後の時間を活用した「EA(イングリッシュ・アクティビティ)の時間」を設定し、継続的に基本的な日常会話を中心とした学習や英語活動も行っております。このような取組が、中学3年生の8割近くが英語検定3級以上を取得することにつながっているものと考えております。
また、本校は部活動も盛んであり、中学、高校それぞれ、非常に高い割合で部活動に加入しており、中学では陸上競技と水泳が東北大会へ、高校では陸上競技、空手道、水泳が東北大会、写真、科学部は全国高総文祭出場、そして、商業系の部活動である珠算・経理、ワープロ、情報処理においても全国大会に出場するなど、伝統を守りながらも数多くの大会で好成績を収め、今年度も活躍が期待されております。
結びに、中高合同で行う式典や体育祭を始めとする諸行事、そして部活動等の活動を通して、共に学び、心身の成長を育むことができるのも、中高一貫教育校の魅力の一つであると思っております。中高一貫教育校としての特色を最大限生かし、更なる教育活動の充実に誠心誠意努めてまいりますので、今後とも引き続き温かいご支援ご協力をお願い申し上げます。
令和4年4月
秋田県立大館国際情報学院中学校・高等学校
校 長 村上 清秀